ひとめを気にするのはやめた

在宅で会社員グラフィックデザイナーをしています。 私と、フリーダムな韓国人の夫、またしてもフリーダムで頑固者の息子(3歳)の3人+フリーダムすぎる猫1匹で暮らしております。 私もフリーダムになりたい。

サンタクロースを信じる理由

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 あっけなく去って行った私のサンタクロース

 

そもそもサンタクロースとは何なのか?

 

気になったので調べてみたら、困っている人の為に自分の持ち物を分け与えた「聖ニコラス」という人がモデルになっているそう。

それをコカ・コーラ社が広告のキャラクターとして起用したのがきっかけで、世界に広まったとの事。

 

日本でもサンタさんは昔からいた。

 

こんなにも大人が何も言わずとも連携して、子供に夢を与えようとする事なんて他に無いと思う。

 

うちの両親も例に漏れずにサンタさんをやっていてくれていたのだが、

2つ上の兄が母にしつこくサンタさんの所在や、どうやってプレゼントを配っているのか等を聞いた為、母がすぐに折れて

 

「本当はお父さんとお母さんがサンタさんなんだよ」

 

とあっけなくバラしてしまった。

 

当時私は幼稚園の年中くらいだったと思う。

 

ショックだったと同時に、「やっぱりな」という感じだったのをよく覚えている。

 

さらに私がすごく衝撃だったのは、小学校1年生の頃のクリスマスに、

まわりの友達がみんなサンタさんを信じていた事だった。

 

私の中ではとっくにただのおとぎ話と化していたサンタさんを、小学校になった今でもみんなが信じている…。

サンタさんの話を嬉しそうにする友達に相槌を打つのが精一杯だった。

 

しかし、驚きと同時に、なんだか羨ましいような気分になった事をよく覚えている。

 

子供は不思議の世界で生きている

 

私が20代の頃、児童文学作家の富安陽子さんという方の講演を聞きに行った事がある。

その講演の中の話で、すごく印象に残っている話があった。

 

富安先生のお子さんの友達で、すごく勉強ができて物知りな子がいたそうだ。

 

その子は太陽の黒点の温度が何度かも知っていて、そういう質問を富安先生によくしてきて、分からないと答えると

 

「作家さんなのに知らないのー?」

 

と言われていたそう。

 

おちゃめな富安先生は、その子に何かすごい所を見せてやろうと常々思っていたそうだ。

 

富安先生の家の車の駐車場は、リモコンでシャッターが開くしくみになっていて、

その友達と一緒にいる時に、先生は隠れてリモコンを押し

 

「ひらけ、ゴマ!!」

 

と言って開けた。

 

その事にその子はすごく感動し、

別の日に家に来た時に、こっそり駐車場に向かってその子が

 

「ひらけ、ゴマ!!!」

 

と言っていたというのだ。

 

太陽の黒点の温度も知っている子でさえ、「ひらけ、ゴマ!」でシャッターが開く事を何の疑いも無く信じる。

 

これが子供なのだ。

 

子供は夢と魔法と不思議の世界の中で生きている。

 

彼らにとっては空を飛んだり、魔法をかけたり、オバケや妖怪がいたりという不思議な事が、雨が降ったり雪が降ったり、朝になったり夜になったりする事と同じような感覚で起こっている。

 

現に私も「かめはめ波」が本気で出ると思っていて日々、気のため方を練習していた事がある。

 

今これを読んでいるあなたも、子供の頃はそうだったのではないだろうか?

 

 

では、いつからそうじゃなくなってしまったのだろう。

 

 

そう考えると、不思議の世界で生きられる期間というのはものすごく短いと思う。

 

私に至っては、小学校に入る前にはもう不思議の世界とはお別れしていたかもしれない。

 

クリスマスに来るサンタクロースは、不思議の世界に触れられる唯一の日

 

私が唯一覚えている不思議体験が、サンタクロースだ。

 

夜、寝ている時に白いヒゲを見た気がして、その翌日に枕元にプレゼントが置いてあった。

 

この時の感動は、34歳になった今でも覚えている。

 

ただお父さんやお母さんに買ってもらったのではない。

 

不思議の国の住人の、サンタさんに貰ったという事がたまらなく嬉しかったのだ。

 

この感動は、大人になったらもう二度と味わえない。

もし同じ経験をしても、本当にサンタさんが来てくれたとは、今の私は思えないだろう。

 

私は今、不思議の世界で生きている息子がたまらなく羨ましい。

 

そして、今のうちにたくさんの不思議体験をさせてやりたいと思う。

 

子供は不思議にいちばん近い場所にいる。

トトロも「子供の時にだけあなたに訪れる 不思議な出会い」なのだ。

 

私は大人だけど、トトロに会いたい。

 

でも、それができないなら、せめて息子を通して不思議体験をしたいなあーという願望がある。

 

まとめ

 

以上を踏まえ、我が家ではサンタクロースに関しては全力で信じさせようと思う。

まだ3歳なので疑いもしていないのだが、成長するにつれて難易度は増すだろう。

 

しかし安易に諦めずにギリギリまであがいてみようと思う。

 

もしかしたら、「サンタクロースはいるという嘘をつく事で、親への不信感が生まれる」と考える人や

「私はサンタクロースが親の嘘だったと知ってショックだった」という人もいるかもしれない。

 

これは人それぞれの考え方なので、全員やるべきだ!というものではないと思うのだが、

私にとって不思議の世界というものは、憧れであり、特別なのだ。

 

不思議の世界に触れた記憶は、微妙な幼少期を過ごした私にとっては暗黒の中の唯一、キラキラした宝物だった。

 

そういうものは、死ぬまで心の奥の隅っこに在り続けるものだと思う。

 

そういう事を大切にしていきたいなぁ。

 

 

 

⬇︎こちらが富安陽子さんの本です 。私はこれしか読んでないけど夢があって面白かった!息子が大きくなったら読ませたい1冊。