ひとめを気にするのはやめた

在宅で会社員グラフィックデザイナーをしています。 私と、フリーダムな韓国人の夫、またしてもフリーダムで頑固者の息子(3歳)の3人+フリーダムすぎる猫1匹で暮らしております。 私もフリーダムになりたい。

救急車がこんなにも寒くて揺れると知った日 私の出産体験記パート2

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パート1の続きです。

破水するまでの話はこちら⬇︎

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閉ざされた病院

 

病院に着いたが、病院はいつもの雰囲気と全く違っており、入り口は締め切られ、電気もついている感じが全く無く、完全に閉ざされた空間になっていた。

私は一瞬クロックタワー2」を思い出してちょっと怖くなったが、今はそんなどうでもいい事を怖がっている場合じゃない。

 

私と夫は病院の前に車を止め、外に出た。

 

とりあえず電話では「非常用の入り口から入ってください」と言われていたので、非常用の入り口のところに行ってみたのだが、入り口のところにひとつだけ明かりがついているだけで、病院の中は薄暗く、誰もいなかった。

 

入り口のところに電話が置いてあり、とりあえずその電話をとってみたら、看護師さんらしき人につながり、さっき電話した者だと伝えた。

 

座っている時はなんとか大丈夫だったのだが、立っていると羊水がどんどん出ているのが分かる。

少しでも歩いたりしたら余計に出ている感じがした。

私はバスタオルを股にあて、中腰で、まさにおしっこがもれそうなのを我慢している人のポーズで看護師さんが来るのを待っていた。

 

車から降りて少し歩いただけでこんなに羊水が出るなんて、赤ちゃんは大丈夫なのだろうか。

そもそも予定日まで、まだ1ヶ月もある。

どうなんだこれは、大丈夫なやつなのか、やばいやつなのか、どっちなんだ!

と、もうその事で頭がいっぱいになってしまって、早く助けてほしい一心だった。

 

病院に着けばすぐになんとかしてくれると思っていたので、この時の心細さは尋常じゃなかった。

実際に待った時間は多分5分くらいだったと思うのだが、私にとってこの5分間はものすごく長い5分間だった。

 

やっと看護師さんが登場し、5分間待ち続けた私は

「破水してるんです!!」

と勢いよく言ってしまった。

看護師さんは冷静に

「分かってます。こちらに乗ってください。」

と車椅子に乗るように促してくれた。

 

車椅子に乗った途端、自分が重病人のような気分になった。

車椅子なんて乗るのは初めてだ。

しかし、これで歩かないで済む。

歩くと羊水がどんどん出るのが不安で仕方なかった私は、ちょっとだけ安心できた。

 

赤ちゃんは無事だった

 

診察室に着くと偶然にも、いつも妊婦検診を担当してくれていた先生が当直だった。

エコーをしてもらい、

「赤ちゃんは大丈夫ですね」

と言われた時は心底ホッとした。

 

先生は

「破水しちゃったから、これからお産になると思います。」

と言った。

 

え!? これからお産!!??

まじすか!???

 

何の覚悟もしていなかった私は、かなり焦った。

しかし先生は

「でもまだ35週だからね、正期産は37週から。

37週からなら大丈夫なんだけど、35週だと小さい赤ちゃんのケアをする施設はうちには無いからね。

産むだけならここでもできるんだけどね。」

 

「だから赤ちゃんの設備のある病院をこれから探します」

 

と言った。

 

私は次々と進んで行く事柄に頭と気持ちが追いつけずにいたが、とりあえず「わかりました」と言うしか無かった。

 

看護師さん達が私を受け入れてくれる病院を探してくれている間、私は横になっていた。

そして1人の看護師さんが来て

「トイレにも行けないでしょうから、管を通しますね~」

と言って、私の尿管に管を入れ込んだ。

 

これが、びっくりするくらい痛かった。

取り付ける時も痛いし、取り付けた後も不快感しかなかった。

自分の尿を自分の意思ではどうにもできなくなり、私の尿は管の先の袋にいつの間にか溜まっていった。

もう私には自分の力では、何も為す術が無い状態だった。

 

しばらくすると、看護師さんが来て、

「病院見つかりましたから、救急車で移動しますね~」

と言った。

夫は先生に、自分は車で行った方がいいかと聞いており、

先生は車で行った方がいい、と言っていたのだが、私があまりにも不安そうな顔をしていたようで、結局夫も一緒に救急車に乗って行く事になった。

 

生まれて初めて救急車に乗せられた私

 

少し待つと、救急隊の人がやってきて、私は人生で初めて担架に乗せられた。

もう私は寝ているだけである。

少しでも動くと羊水が出てしまうので、横になったままじっとしていた。

 

横になったまま私は運ばれたので、もう自分がどこをどうやって移動しているのかサッパリ分からない。

救急隊の人が

「ちょっと寒いですよ~」

と言った瞬間、ものすごく寒くなった。

どうやら病院の外に出たらしい。

 

そのまま私は救急車に乗せられた。

これまた人生初の救急車体験である。

 

救急車の中は、外と同じ気温でものすごく寒く、ものすごく揺れた。

サイレンが鳴り、ガタガタと揺れまくる車内。

おそらくすごいスピードで走っている。

そして、ものすごく寒い。

私の手は、いつの間にか尋常じゃない程震えていた。

こんなにガタガタと激しく震えたのも、人生初だった。

寒いのもあったが、たぶん、ものすごく不安だったのだと思う。

 

そんな私を見て、夫は手をずっと握っていてくれた。

人の温もりほど安心できるものは無い、とその時初めて思った。

だんだんと私は落ち着きを取り戻し、震えも徐々に治まっていった。

夫が一緒に救急車に乗ってくれて、本当に良かった。

 

そして救急車のサイレンが止み、止まった。

どうやら病院に着いたようだった。

私はまた担架に乗せられ、為す術なく、知らないところに運ばれて行った。

 

 

パート3へつづく(パート何までいったら終わるんだろうこれ…)

 

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